この記事では今回の合宿で決めた4つのプロジェクトチームのうちの1つである
「震災復興まちづくりチーム」のレポートをご紹介します!
チームのメンバーは共愛生から剱持・鈴木・辰川・入倉・栗原・塩谷
東洋生から西村・羽賀 です!
それではさっそくレポートを3つに分けてご紹介します!
【気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館】
1日目に訪れた気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館では震災の現実を目の当たりにしました。
元々高校だった伝承館は、校舎の4階部分の外壁に近くの冷凍工場が衝突してきた痕があったり
流されてきた車が、渦潮によって校舎と校舎の間に直立したままになっていたりと
震災の傷跡が目に見える証として残されています。
現地の方々にも当時のお話をお聞きし
今までつい他人事のように考えてしまっていた震災の恐ろしさや
身近な人・住む場所を失う苦しみや悲しみを肌で感じることができました。

【防潮堤】
震災からの復興の中で防潮堤の工事が進められていますが
気仙沼の防潮堤は、なるべく海が見えるように建設されています。
それは、気仙沼の人々が「海と生きる」と強い意思を持っていることの表れでもありました。
実際に足を運んでみて、内陸からはよく海が見え
防潮堤の近くにいながらもその存在はあまり感じませんでした。
防潮堤と街を一体化させることで海を身近に感じるよう工夫されているのです。
気仙沼の人達にとって海の存在はとても大きく、水産業から食を通じてスローフードにつなげ、さらにそこからスローシティにつなげている所にとても魅力を感じました。

【復興】
防潮堤をはじめ、復興のプロセスのなかで気仙沼市は、行政を中心として市民だけでなく
観光客を巻き込んだ市全体での復興、まちづくりが行われていました。
海・山・川・里の全てがそろっている土地だからこそできることを考え
まちを元気にしていくために取り組んでいる様子がとても印象的でした。
気仙沼の地域の強みを最大限に活用し、住民が愛着や誇りを持つことができるまちづくりは
考えさせられることや学ぶことが多々あり
地域の背景を踏まえたまちづくりを前橋のスローシティにも取り入れていきたいです。

【まとめ】
3日間で気仙沼のすべてをみて学ぶことはできませんでした。
さらに前橋・赤城のまちづくりに生かすためにも
また気仙沼に伺い、学びを深めたいです。
(震災復興まちづくりチーム)